359°
第4章 葛藤と友情
「お前、マジうぜぇー」
不機嫌な顔をしながら、奥からコック姿の男が姿を現した。
オレはその姿を見て愕然とする。
「ボディーガード引き連れてきたら、目立つに決まってんだろぉ……お?」
やばい…
気付かれた…www
「卓也じゃん、何してんの?こんな所で」
ケーキ食べにきたんですがwwww
てゆか、おっさん、
顔に似合わずパティシエだったんですかwwww
「なんだ、知り合いなのか?」
マサさんがオレと金髪兄ちゃんを交互に見ると、
「ああ、うちの新ボーカル♪」
金髪兄ちゃんはサラリと言った。