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第4章 葛藤と友情



「卓…」


「すみません!!」



金髪兄ちゃんが何か言いかけたのを遮って、オレは頭を下げながら大声で謝った。




一瞬、場が静まる。




オレはそのまま人混みをかき分け、その場から逃げ出した。




「坂本くん!」




木下の声が聞こえたような気がしたけど、オレの足は止まることはなかった。






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