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第4章 葛藤と友情


目線を落とした先に、足が見えた。



「…そんな情けない顔してどうした?さっきの彼女にでも振られたか?」


「…」



顔をあげると目の前に蒼士が立っていた。
口角をあげてバカにするような瞳で、オレを見下げている。



「そ…、そんなわけねーだろ!!」



オレはわざと強がって言った。



「ふぅん、ま、どっちでもいいけどな」


どうでもいいと言う顔をして、蒼士は踵を返した。



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