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第4章 葛藤と友情



オレはその場に立ち尽くした。



『ツレじゃない』



蒼士の言った言葉が、頭の中を駆け巡る。



そうだよ、ツレじゃない。
昨日会ったばかりだし、
オレはバンドの仲間になりたいわけでもない。


だけど、
なんでこんなにモヤモヤするんだよ…


なんで
オレを無視するんだよ…



お前らが望んでるのは、
オレの声だけか?






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