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第5章 甘い香りとしょっぱいキス


「ごめん…木下…」

「…え…」


あれからオレたちは会議が終わった後、駅に向かっていた。


「…さっきは、ごめん…」

「坂本くん…」

「ほんと、あの…気にしなくていいから…」

「…」

「だから、普通にしゃべってくれよな?///」

「…っ」


オレが照れながらそう言うと、
木下は目を見開かせ、小さく頷いた。


オレたちの足が止まる。
目の前には、甘い匂いが漂う可愛らしい店が一軒。

洋菓子店『アリスの森』。



オレたちは、店内に足を運んだ。





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