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第5章 甘い香りとしょっぱいキス


「そうだよ、昔一緒にやってたんだ」

「マジっすか!!じゃあサイン頼んでもらってもいいっすか?w」

「…君、マサのファンなの?」

「はい!!めちゃくちゃファンっす!!」


興奮しながら順平は言った。



「へぇ…じゃあ、会わせてやろっか?」


龍がニヤリと笑った。



こいつが不適な笑みを浮かべる時は、大抵何か企んでる時だ。



「マジっすか!!お願いしまっす!!」


「その代わり…」



龍の提案に、皆耳を貸す。



「ちょ、それ、マジ面白いかも!!」

「だろ?協力してくれるよな?」

「もちろんっす!」


順平はノリノリで承諾する。


「まみはぁ、ディズニーランド行けるならどうでもいいし~」


順平の彼女は興味なさそうだ。

細かい打ち合わせをした後、順平たちは帰って行った。


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