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359°

第5章 甘い香りとしょっぱいキス



「はあ~…」



何回か繰り返し聴いたあと、オレは姉ちゃんのベッドに寝ころんだ。





「…歌いたい」





それがオレの本音。
カラオケじゃなくて、生の音で。




あの高揚感をもう一度味わいたい。




「…だけど今更だよなぁ…」



オレは深いため息をついた。





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