テキストサイズ

359°

第5章 甘い香りとしょっぱいキス


「あたしこういう所初めて。ドキドキしちゃうなぁ」


木下は嬉しそうだ。
オレは適当に相槌を打つと、順平の方に振り向いた。



あいつ、歌えんのかよ?
歌詞全部英語だぞ?
お前の苦手な英語だぞ?!



それぞれチューニングを終わらせると、皆スタンバイし、演奏が始まった。



まずは蒼士がギターを弾き始める。
次に菅生さんのドラム。
続いてサラリーマンの兄ちゃんのベース。



テンポの良い曲がスタジオ内に流れた。
あのビークルの動画の演奏と同じだ。



やっぱり3人ともうまい!!





ストーリーメニュー

TOPTOPへ