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359°

第5章 甘い香りとしょっぱいキス



顔を覗き込むと、彼は目を覚ますことなく、そのまま眠り続けた。



よっぽど疲れていたんだろう…


彼のあどけない表情が、俺の心をくすぐった。





信号が青に変わる。

名残惜しく俺は彼から離れ、ゆっくりとアクセルを踏んだ。




自然と胸が高鳴る。





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