359°
第6章 熱意と決意
「…え?」
「人多いから、はぐれないように…///」
「あ…うん///」
恥ずかしながらも、そっとオレの手に触れる木下。
オレも超恥ずかしかったけど、思い切って木下の手を握った。
「…」
無言で歩き始めるオレたち。
やべぇwwww
初めて女の子と手を繋いでしまったwww
てか、
超・超・超~恥ずかしいんだけど!!
木下の手…柔らかいし…///
オレの心臓はバクバクしっぱなしだった。
もう、手から伝わってしまうんじゃないかってくらい…
隣を見ると、木下は俯きながら歩いていた。
髪の毛が邪魔で顔がよく見えない。
どこに行くわけでもなく、オレたちはしばらく無言で歩いた。