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第7章 芽生えた感情と嫉妬


「イケてるかも…」



鏡に写る自分に少し酔ってみたw



「はは、よく似合うよ」

「…っ」



いつの間にか後ろに高藤さんがいて、オレの顔が一気に熱くなる。



か、かっこわりぃ…///



「ライブ前はね、必ず鏡の前に立って練習するんだ。自分のフォームを確認しながら弾いてみる。だから、意識するのは大切なことなんだよ」



そう言いながら、高藤さんはソファーのそばにある透明のミニテーブルに、紅茶が入ったカップを置いた。



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