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第8章 過去と現在



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「よぉ、蒼士、今日も練習か」

「頑張れよっ」



行きつけのスタジオで、知り合った人たちが声をかけてくれる。
ここは僕にとって、唯一落ち着ける場所だ。



受付を済ませた後、あらかじめ予約していた部屋に入る。
早速準備にかかろうとすると、部屋の電話が鳴った。



「はい」

『ああ、蒼士くん。なんか君の知り合いが来てるんだけど、入れてもいいかい?』



知り合い?
誰だ…



「…ええ、いいですよ」



拓哉さんたちかな…。



電話を切ってアンプにシールドを繋げていると、部屋の扉がゆっくりと開いた。





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