
359°
第9章 funky&crazy
「しかも、相手は男だし…
自分が信じられねぇ…」
グゥゥゥゥ…
卓也のお腹が豪快に鳴った。
「腹減った…とりあえずマックに行くか」
ゴチャゴチャ考えるのは悪い癖だ。
とりあえず腹が減ってては考えもまとまらないってことで、卓也は寝室を出た。
リビングに行くとかすかに甘い匂いがし、その匂いで再びお腹の虫が鳴る。
「…水だけ貰おうかな」
キッチンに行き、コップ一杯の水をいただく。
その時、テーブルに置いてある白い紙が目に付いた。
“おはよう。
ゆっくり眠れたかな?
朝食を作っておいたので、
冷蔵庫から出して食べてください。
鍵は忘れないようにね。
18:00~
BLスタジオ”
