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第2章 偶然と衝撃


なんでこんな自己チュー女と付き合ってんのか理解できねー。


オレはふてくされて、メニュー表を見た。


「坂本くん、あたしはいいからね。先に歌っていいよ」


そう言いながら木下がマイクを渡してきた。


木下…めちゃくちゃいい奴だな!!


オレはマイクごと、木下の手を思わず握ってしまった。

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