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第2章 偶然と衝撃

そういえば、そうだ。
ノリがいいから、歌詞の意味はあまり考えて歌ってなかった。


「『嘘でもいいから好きと言えよ』とか『俺を欲しがれよ』とか…すごく切ないよね…」


そう言いながら、木下は切なそうな表情を浮かべる。


オレはドキッとした。


木下って…
誰かに片思いしてんのかな…


なんとなくそう思った。

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