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第2章 偶然と衝撃

それからオレたちは何曲か歌って、会計を済ませた。


「ちょ、オレ便所行ってくるわ」

「先行ってるからなー」


オレは一階のトイレに向かう。


あー、結局『デュラン』の曲、一回しか歌えなかったな~…。
もう今度からは1人で来よう。
誰にも邪魔されずに熱唱する!
…って、なんかそれも寂しくね?


そんなことを考えながら、トイレのドアを開けた。

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