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第2章 偶然と衝撃

縮こまった息子をしまうと、オレはそそくさと手を洗ってトイレを出た。


「!」


トイレの外では、サラリーマンの兄ちゃんが壁にもたれて待っていた。


「…ふふ、龍見てびっくりしたでしょ?」


龍?
ああ…さっきの人のシャツのことですか?w
それよりもあなたたち何者なんですか!?w


「いえ…あの、すいません。オレ帰ります」


そう言ってその場から立ち去ろうとすると、グッと腕を掴まれた。


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