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第2章 偶然と衝撃

金髪兄ちゃんが声をかけると、機材の間からメガネをかけた細身の男が出てきた。


「あ…」


男が着ている制服を見て、オレは思わず声を漏らす。


超有名進学高校の制服じゃん!
なんでそんなエリートがここに??


蒼士と呼ばれた男は無表情でオレの方を見ると、


「君、歌えるの?」


上から目線で言ってきた。


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