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359°

第3章 高まりと迷い


みんなが準備する中、オレは一人迷ってた。


一曲歌うと約束したからには、もう歌うしかねぇ…
でももしオレの声が兄ちゃんたちの理想の声だったら…?
ボーカルなんて、オレにできんのか?


いや…まてよ。
適当に歌えばいいんじゃね?
そしたら兄ちゃんたちも『なんだ、こいつ』って諦めてくれるだろうし…


うん、そうだ。そうしようw
第一、ボーカルなんてオレにできるわけ…


「なんだ、怖じ気づいたのか?」


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