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359°

第3章 高まりと迷い


…でも、そんな人が、
オレの声を気に入ってくれるなんて…


正直…嬉しいかも…///



そんなことをマッハで3秒以内で考えてると、ギターケースを背負った蒼士が横を通り過ぎた。


「蒼士、帰るのか?」

「また連絡ください」


そうひとこと言うと、蒼士は無愛想のまま部屋を出て行く。


「あっ、オレも帰りますっ…」


なんとなくその場に居づらくて、オレも慌てて部屋を出た。




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