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359°

第3章 高まりと迷い


部屋を出ると、ちょうど蒼士がエレベーターに乗り込むところだった。
オレは急いで後を追う。


「よっ」


声をかけて乗り込むと、蒼士はオレをチラリと見ただけで、すぐにそっぽを向いてしまった。


…んだよ、
ほんと、絡みにくいやつだな。


「あのさ…蒼士も、その…プロとか目指してるわけ?」


オレは構わず話しかける。



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