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放課後は保健室で2

第1章 転校生×2、来たる。





「いーのいーの!さっ教室行くぞー」


飲み終わったサイダーの缶と鞄をもってドアへ向かう。


「...さっきまで泣きそうな顔してたのにテンション高すぎ。暑さで頭イカれた?」


半ば本気で心配したような声が背中に届いた。


「ちょっと、酷いよ結。馬鹿にすんな!あたしは至ってマトモです」


「はいはい」


私たちは照りつける太陽の日差しを背中に感じながら現実に戻るためドアを開けた。





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