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放課後は保健室で2

第1章 転校生×2、来たる。



覚悟はできていた。


痛いのだって先生と繋がるためなら我慢できると思っていた。


なのに。


『…今日はここまでな』


そういって髪を優しくなでた先生の顔が浮かんだ。


その顔は優しく笑っていたけれど「ニヤ」でも「ふにゃ」でも「ふわ」でもなく、瞳の奥は何故かひどく切なげで。


まさか自分から最後までとお願い出来るはずもなく、結局そこまでとなってしまうのだ。


「ふ―ん。そっかあ…」



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