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表紙を見るだけでも顔が赤くなる。


ホント、なんで俺はこんなに恥ずかしがり屋なわけ?

別に、女に興味がないって言うわけではない。




…なんか駄目なんだよな…

こういうのは…




ジッと、恥ずかしさをこらえながら表紙を見つめていると…






ｶﾞﾁｬ…


「拓也いるか？」




いきなり自分の部屋のドアが開いた。



「なっ親父…
ノックしろって、いつも言ってんだろ!?」



部屋に入ってきたのは俺の親父。

慌てて、エロ本を隠す。




…あっぶねぇ…




「…別にいいじゃないか…なんだ？

なんかやましいことでもあるのか？」


「ねーよ！！てかなんだよ」




覗き込もうとしてきた親父に怒鳴る。





…どうせバレても、

『おぉ！！お前もやっとそういうのに興味がわいてきたか！！』

って言われて終わるんだろうけど…



これ俺のんじゃないから、

なんか嫌だし…