好きだから、、、
第6章 第六章
そういえは、
そんな辛い恋も
あったっけ。
病院の窓から見えた
桜を見て、
学生時代の恋を
思い出してしまった。
私は、
無事に看護士になり、
病院で働いている。
そういえば、
あれから純哉
どうしたのかな。
卒業してから
一回も会ってない。
会ってみたいな。
そう思った。
考え事をしていると、
婦長さんが
私に声をかけた。
《美月さん、
この前入院してきた
患者さん、
あなたが担当だから
よろしくね。》
『はい。
わかりました。』
私は、
基本的に若い人の
担当が多い。
今回の患者さんも、
若い人かな。
そう思って、
病室に向かった。
『失礼します。』