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チョコレート3

第1章 新学期

陸と教室を出た瞬間
誰かに腕をひっぱられた


「わっ!」


「彩ちゃんちょっと、」



私はそのままひっぱられる


「え、おまっ!結樹!」


後で陸の声が聞こえる


「ちょっと彩ちゃん借りるわー!」


そう、私の腕をひっぱっているこの人は
結樹くんだ



私はそのまま屋上まで連れていかれた



バタン



「どうしたの?」



「彩ちゃん!」



「え、はい!」


なぜか気をつけをする私たち



「優衣に変なのがつかないように、‥えーとその、お願いします!」



「え?」



それだけ?笑



「え?って、結構重要なんだから!」


祐樹くんの話を聞くと、
なんでも最近優衣が怪しいらしい。


「私そんな話優衣から聞いてないけどなー。」



普通に祐樹くんのノロケ聞かされてるし



「俺もバイトあるし、いつも一緒って訳にも行かないからさー、」



「なんかあったら教えてって?」



「そ!一回優衣の家の近くで優衣と男が一緒にいるの見たんだよね…」



「え⁈」


優衣が知らない男の人と⁈
あの祐樹くん一途な優衣が⁈


「ただの友達じゃないの?」



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