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キレーな顔した狼さん。

第1章 エピローグ

「うわ…キレー」
俺は思わず呟いた

扉の方を見ると
すんげぇキレーな顔の男がそこにいた

「やっぱり…汐里先輩、ここにいたんだ」

その男が俺に近づきながら笑顔で
言う

(な、な、なんだ!?

今、心臓がきゅってなったぞ!?きゅって!!///

しっかりしろよ!
こいつは男だっ!

でも…何かウサギみたいで可愛い…

…って!だから違うってっ、落ち着けっ俺!ふぅ~)

……ん?
いや、待て。
何で俺の名前しってんだ?

「ははっ、この学校で先輩の名前、知らない人っているの?」

まあ、そうだな…

毎日、女子に騒がれるわけだから、
嫌でも目立つしな。

それは良いとして
「やっぱり」って何だ?

「そんなの、先輩の事みてたらわかるよ」

みてる?何でだ?

…ていうか何でこいつ俺の思ってる事にいちいち答えてんだ!?

透視!?俺の心!透視されてんの!?こいつ超能力者!?

どーりで人間にしてはキレーな顔をしてると……

「ぶはっ」

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