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キレーな顔した狼さん。

第3章 2匹目

………ぅああああーーっっ!!
やってしまったっ…やってしまったぞっおい!!!

この俺が…この俺がっ!

なぁ~にが
「イかせて?」だっ!?

うっわー!きっもっ!!

「……はぁ~」

あれから、瑠樹の事を避けて避けて避けまくって一週間…

瑠樹が教室にくれば反対側のドアから逃げ、校門で待ち伏せしてれば裏門から出入りし…そりゃもう、逃げまくりました
ともっ隠れまくりましたともっ

それに…
キィーー…

そっーと、屋上の扉を開けば
「…また…か…」

ほら、今日もいる。

朝も、昼も、放課後も…
俺がみに来た時はいつも瑠樹がいる

アイツ…ちゃんと授業でてんのかよ?

正直言うと、別に瑠樹にされた事は…
…いや…じゃなかった

それに、避けてる間もずっと
瑠樹が気になってるのは事実だ

逆に、避けてる時の方が瑠樹の事、
考えてるかもしんねーってくらい

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