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キレーな顔した狼さん。

第6章 4匹目

と、聞いてくる瑠樹

「んぁ~、そーしよっかな」

「わかった、汐里の着替え何処?」

「え?あ、そっか…んーと、その棚ん中」

何か今まで普通に必要な物とか出して来てくれたから気にならなかったけど今日初めてちゃんと家ん中入ったんだよな……瑠樹って

「あー、これか…スウェットでいー?」

「おー」

「下の事とかは大体汐里のお母さんが教えてくれたから何となく解るんだけど、汐里の部屋の事はまだ解んなくてさぁ」

「あー、そっか…だからか」
瑠樹の説明に納得する俺

「はい、これ着て」

「サンキュー」

「うん、じゃぁ、風呂借りるねー」

「りょーかい……あっそだ、瑠樹は今日、何処で寝んだ?」

ふと疑問に思った事を聞いてみた

「あー、忘れてた…どーしよ」

まぢかよ…普通、忘れるか?

「できれば、この部屋で寝たいけど…敷き布団とかあったりする?」

「え!?やっ、風邪うつるだろっ」

「大丈夫だよ…風邪とかあんま引かないから、俺。それに、汐里の風邪なら逆に欲しいぐらい」

「はあ!?」

「まぁまぁ、敷き布団が何処か教えてよっじゃなきゃ…「わっーたよっ」」

怪しい笑みを浮かべる瑠樹に嫌な予感しかしなかったため瑠樹の言葉に被せて了承した

「じゃ、行ってくるから。先寝ててね?」

「あいよ」

瑠樹がドアを閉めたのを確認して目を閉じる

今日1日で色々あった…何か疲れたな…

でも、楽しかった
明日も瑠樹とずっと一緒にいれる

そんな事を思い、いつの間にか体が楽になってる事にも気づかず笑顔で眠りについた

……今日1日で解ったこと
瑠樹は以外と面倒見が良くて世話焼きだという事

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