美人妻は性欲旺盛っ!
第9章 アルバイト 2
ゆきくんの車に乗り
私はラブホに連れてかれる
柄にもなく
カチコチに固まっていた
あれだけゆきくんとえっちしてて
私は不自然すぎた
「元気ないな」
「え、そ、そんなコトないよ」
「やっぱり怒ってるのか
俺が好きなのは右京だけだよ」
場所、だからじゃない
ゆきくんに見つめられるだけで
心臓がバクバク言い始めた
そっと腰に手を回される
髪にキスされて
少しずつ降りていき
私は小さく息を吐く
唇が触れる程度のキス
一度離して見つめ合い
角度を変えて口づけする
ちゅっ、ちゅっ…
ゆきくんの舌が
下唇を舐めただけで
私は過剰に反応した
「だ、だめシャワー…っ」
「わかったよ一緒に入ろう」
「だめっ!一人で入るから…」
逃げるように
浴室に飛び込んだ
鏡…見たくなかった
顔の熱くらい自分でわかる
(う~~~…!
ドキドキ収まれ…!)
いつまでこんな
バカな態度でいるつもりだ
変すぎる
ガキじゃあるまいし
ディープキスになに照れてるのだ
(気合い入れろ、ばか!
今日こそ乱れよう!
今までできたんだから
できないわけがない
ゆきくんにかわいがられたら
スイッチ入れ替えろ!
ドキドキしてる場合じゃないの!
今日は私が攻める!)