美人妻は性欲旺盛っ!
第2章 いやらしいカラダ
「おいしいよ、右京。
また料理の腕あげたな」
「そ、そうかな?///」
私は料理下手じゃないけど
特別上手いというほどでもない。
それでも美味しいというなら
それはゆきくんの
愛ゆえの欲目だろう。
なんか堂々と
好きって言われてるみたいで
恥ずかしい~~~!
「今日会社でさ、新たなプロジェクトが立ち上げられたんだ」
「うん」
「で、そのチームのリーダーに俺が抜擢されて…」
「えっ!?」
驚きの声を上げる。
「ゆきくんそれってすごい事なんじゃないの…?」
「いや多分すごい事だ。
上の人にこれが成功すれば昇進間違いなしって太鼓判押された」
「えーっ!?」
そりゃ確かにゆきくんは
頭の切れもいいし
やる事に無駄がなくて
人望や人徳もあって
仕事できそうな人だけど…
まだ内定取れてからを
計算に入れても
二年も経ってないよ?
「すごいすごい!」
「まだ上手くいくと
決まったわけじゃないよ。
俺みたいな若造に
企画とチーム、両方を
まとめる力があるかどうか…」
「ゆきくんを信頼して
任せてくれたんだよ。
できるできないじゃなくて
失敗してもいいから
その期待に全力で応える事が
大事なんだと思う」
「右京…」
「大丈夫!きっと上手くいくよ!
だってゆきくんだもん!」
自分の事じゃないのに
なんだかすごく嬉しかった。
私は得意そうに
満面の笑みで笑った。