美人妻は性欲旺盛っ!
第2章 いやらしいカラダ
「右京もお腹空いてるだろ?
先、ご飯にしよう」
「うん」
私はできるだけ早く
ご飯を用意しようと
キッチンをせわしく動く。
下準備自体は終わってたが
温めや盛りつけに
どうしても時間がかかる。
「右京」
「ごめんねゆきくん
もう少し、かかるから…」
「いや、俺も手伝うよ。
何を手伝えばいい?」
後ろからゆきくんが
腰にするっと手を回して
くっついてくる。
下腹あたりで
両手を組まれて
動けなくなる。
首や耳や髪にキスしてくる。
ちょっと顔が赤くなる。
こんなイチャイチャしてたら
手元狂うよぉ…
「お、お皿出して?」
「わかった」
これで離れてくれる…
ぐいっ
「えっ?」
ゆきくんは私を
片手で抱き寄せたまま
食器棚に移動する。
私を腕の中に収めながら
適当な皿を数枚
棚から取り出していく。
「ゆ…ゆきくん?
私動けないんだけど?」
「いいからいいから」
ちっともよくないっ!
結局ゆきくんは
べたべた触ってきて
スキンシップするばかりだった。
おかげで自分一人より
時間がかかってしまった。
でも…
用意には手間取ったけど
いちゃいちゃできて
私は満更でもなかった。
お魚と春雨サラダ。
シュウマイと煮物と味噌汁。
話しながら食事する。
私もゆきくんも腹ぺこで
箸が進んだ。