テキストサイズ

美人妻は性欲旺盛っ!

第15章 バイト先の…





 今日はバイトの日♪


 元気に笑顔で接客して
 お店の中を駆け回る

 常連の人とも些細な会話もあり、カフェの店員として少しは看板娘になれてるのかな?という感じだった



 午前からお昼にかけて客入りがいいなと思っていたら、お昼を回ってピタッと客足が止まってしまった



「右京ちゃん、休憩とって」

「いいんですか?
璃乃さん一人になっちゃいますよ」



 お兄さんの峰斗さんは先に休憩に入ってて今はいない



「問題ないよ」



 璃乃さんは笑う

 それなりに混んだので正直に言えば疲れていた



「じゃあ休憩入ります!
何かあったら呼んでください?」



 気遣いが嬉しかった

 璃乃さんは私より遥かに働いてるはずなのに微塵も疲れを感じさせない

 若く、美人で、完璧

 一人でなんでもするし
 何役でもこなすし
 人の何倍も働いているのに
 けろっとしている

 聞けばお店の経理や管理も妹の璃乃さんがやっているという話だ



 じゃあお兄さんは何をやっているのかと以前聞いた所…



『妹のケア』



 (笑)



 えぇ~…!?
 笑っていいのか…





 お二人はとても仲がいい兄妹だ

 一見誰にも気を許していなさそうな璃乃さんも、お兄さんだけは特別なのが見ていてわかる

 心を開いているというか
 なんだろう、璃乃さんはあれだけ完璧で隙がないのに、峰斗さんと一緒にいる時は絶対甘えてる

 きっと大好きなんだろうなと思った





 そんなお兄さんはお疲れなのか控え室で机に突っ伏して寝ていた



ストーリーメニュー

TOPTOPへ