テキストサイズ

美人妻は性欲旺盛っ!

第20章 回想





 それでも何度も話してると
 毎日顔を合わせてると

 怒ったり怒鳴ったりしてるのに

 仲良くなってしまう自分がいて

 いつの間にか先輩を男友達くらい思っている自分がいた





 先輩は優秀な人で
 頭もよく運動神経もよかった
 張り出される順位では
 毎回学年で五番に入るほどだ



 私の家に娘を大学に行かせる経済力がなかった

 大学には行かず就職
 それが私の進路だった

 そのため、私にとって勉強は限りあるものだった

 人より必死だったし、成績を意識して結構真面目に勉強していた



 だから先輩に勉強を教えてもらうのはすごく助かった

 先輩は最初驚いて
 それから笑顔を見せて
 進んで教えてくれた

 先生よりわかりやすくて
 マンツーマンだし
 私は学力をメキメキと上げた


 とても有意義だったし

 ………不謹慎だけど楽しかった






 先輩はいつだってかわいくてキレイな女の子に囲まれていた

 みんながみんな仲良しで
 先輩はすごく愛されてて
 女の子はみんな先輩を構いたがる



 先輩が女好きなんじゃなくて
 女の子がみんな先輩を好きだった



 楽しそうにお喋りしてて
 普通の男子から見れば
 よりどりみどりの天国なのに

 なぜあの中から特定の彼女を選ばないのだろう



 この頃、先輩の事ばかりが変に気になっていた



ストーリーメニュー

TOPTOPへ