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美人妻は性欲旺盛っ!

第20章 回想






 藍さんは優しく微笑む





「これ、私が使ってた

一、二年の頃のノートのコピー

持ってきたんだけどどう?」





 す、すごい

 ざっと見ただけでも
 見やすくて、まとめられてて
 もしかしたらお金払ってでも欲しい人いるんじゃ?と思った

 もちろん私も欲しかった
 思わず、興奮した顔でいいんですかと聞いていた





「よかった

あげるよ、使って

その代わり

ゆきちゃんにキスしてあげて」





 目が点になった





「卒業したら

三年の分もあげる

だから

ゆきちゃんとHしてあげて」





 目が点の状態から戻らなかった





「初めてなんだよ

ゆきちゃんに好きな子できたの

私、嬉しくって

いい男だよ
絶対好きになるよ

損はしないと思うから
好きになってあげて」





 先輩にとっても予想外だったのか慌てたように止めに入った

 しかし藍さんは
 いったいなんなのか
 兄弟でもないのに
 どこまで先輩が好きなのか

 どこまでも笑顔で
 先輩に羽交い締めされても、ものともしなかった





「ゆきちゃんには

好きな人と一緒になって

幸せになってほしい

やっと見つけたんだもん
早く奪っちゃえばいいのに

エッチして
すっごく満たされたら
この子だって心変わりするよ

なんで今更チキンになるの?」





「お前帰れよ!」





 先輩は少し赤くなって
 藍さんによしよしされていた





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