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美人妻は性欲旺盛っ!

第20章 回想







 なんで私?と思った





 先輩に遊ばれてる女は

 本当に遊ばれてるの?と思った





 考えたくないのに考えてしまう

 本当に先輩は最低なの?





 浅葉幸人の惚れた女

 先輩の女の子たちはみんな噂の私を見つけると、ちやほや扱った

 誰ひとり私の存在を煙たがる人はいなかった

 口を揃えて私の存在を喜び、年下の私を妹のようにかわいがった








 やっと好きな子ができたんだね








 目をごしごしとこすった

 別に両想いになったわけじゃないのに藍さんを筆頭に全員が先輩以上に喜んでいるようだった



 好きな子ができた



 ただそれだけを無性に喜んだ







 なんで私?



 大人っぽくて
 キレイでかわいくて
 内面も豊かなイイ女が

 これだけ揃っているのに

 どの女の子も
 私が一生養ってあげるなんて冗談みたいな本気言ってるのに
 エッチのあとも彼女にしてほしそうな目でずっと甘えてるのに

 キスも愛撫もエッチもどう見たって先輩が大好きだからしてるのに

 俺のモノになれって言えばみんな喜んでなりますって言うのに







 なんで私?





 こんなに王様みたいで

 たくさんの美女に囲まれて

 構ってもらえるのに







 なんで私?

 内面も全然子供で
 身体つきだって子供なのに



 そんなに私がいいの?






 バカだ、と思った
 なんてうぬぼれだろう

 私は即座に否定して首を振り、バカな考えは捨てようと思った






 こんなすごい人たちに比べたら

 私にいい所なんて…






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