美人妻は性欲旺盛っ!
第20章 回想
我を忘れそうな先輩のエッチに翻弄されながら、私は自分を強く保ってますます彼氏を大事にしていた
心中を察していた
彼氏は同年代に比べれば遥かに大人びてて優しくて、かわいいルックスと誠実さがあって、私という彼女がいても女子の人気が高かった
スタメンとまでいかなくても一年で交代要員で試合に出るくらい、運動神経抜群でチームの次期主力だった
彼氏はバスケ部だ
だから優秀商品につられたクラスメートに嘆願され、球技大会はバスケにされてしまった
先輩はそれを見越した上でバスケを選んだに決まっていた
彼氏は確かにすごいと思う
でもそれは逸材という話
けれど先輩は…
そんな彼氏を上回るくらい飛び抜けて優秀な人間だった
逸材ではなく怪物
そんな男が自分の彼女に好意を持っているとなれば、気が気でなくなるのは当たり前だろう
不安で押し潰されそうなのに折れない彼氏が本当に愛しかった
私が大事で、負けないからと意気込む彼氏を私は励まし、不安でしょうがない心を埋めてあげた
勝ち負けなんてどうでもいいんだよと私は言うけど
俺、勝つから
絶対負けねーから
彼氏はこだわって聞かなかった
でもそんな所も好きだった
少年っぽくてかわいくて、全力で応援しようと思った
私が強くあらねばと思い、必死に彼氏の心のケアをして、二人がかりで先輩に立ち向かおうと思った