美人妻は性欲旺盛っ!
第20章 回想
††
随分と長い間学生の頃の事を思い出してた気がしたが、それほど時間は経っていなかった
そして…
その恋愛がまさか結婚までいくなんて思いもしなかった
当たり前のようにラブラブで
当たり前のようにいきすぎな性交渉で女を満たされて
当たり前のように交際してる彼女にプロポーズしてきて
あまりにブレないゆきくんに私は目が点になる思いだった
えっ?と思った
えっ?という涙
全てが当たり前すぎてその幸せのありがたみが薄れてしまうくらい、ゆきくんは当たり前のように私と一緒にいたいと求婚した
嬉しかった
早すぎる結婚に私はひとまつの苦労を覚悟したけど、そんな苦労を買ってでも早く一緒になりたかった
私は、この人となら苦労したっていいとまで思った
苦労なんてあるわけがなかった
私はわかってなかった
先輩という人はどこまでいっても優秀ですごすぎる人間だった
いい大学に行ったかと思えば、大手IT企業に就職を決めて、最短ルートで私を迎えにきた
いつから私と一緒になる将来を考えていたのだろう
あんまり苦労がないから、むしろ苦労したかったと思ってしまうくらい先輩はいい男だった
晴れ舞台、結婚式
ウエディングドレス
高級マンションの新居
新婚旅行
よくもまあ飽きない
私へのえっちなイタズラ
変態趣味
私が持たないくらい
夜も朝もしたがる
愛妻家で稼ぎがよくて、性欲余りすぎてるいい男がうちの人
そんな人が、叱るでもなく怒るでもなく妻の私に浮気するなと弱々しく懇願してきたのだ
もうしないに決まってる