美人妻は性欲旺盛っ!
第3章 浅葉夫婦のHな週末 1
簡単に昼食を済ませて
私とゆきくんは車に乗った。
私はかわいらしい
大人しめなカッコで
ゆきくんは若者らしい
いつものスーツ姿と違う
かっこいい出で立ちだ。
久しぶりの私服は新鮮で
不覚にもドキドキしてしまった。
お互いの左手の薬指には
結婚指輪がある。
「右京、顔赤いよ」
「そ、そう…?」
わかってるくせに…
ゆきくんは車を走らせる。
車のエンジン音の他に
ブブブブブ、と
何かが振動する音が聞こえる。
スカートの中から
それは聞こえていた。
私服に着替えたあと
遠隔操作のバイブレータを
ゆきくんに入れられたのだ。
しかも陰茎に似せた
ディルド型を。
「ゆ、ゆきくん
こんなの無理だよっ…」
「どうして?
振動は弱い設定だけど?」
「振動すること自体だめなの!
こんなの、まともに
歩けないし!
ひどいよ!」
目をつむったまま
膝に乗せたこぶしを
こらえるように強く握る。
気を抜くと快楽に
意識を持っていかれそうだった。
「も、もう抜くから!」
「右京」
ビクっ!
ゆきくんにしては
ちょっと低い声だった。
怖さのある声だった。
「ご、ごめんなさい」
「怒ってないよ。
どうしても嫌?
無理強いはさせないけど」
「だ、だって…」
恥ずかしくて言えない。
今だって入れたバイブの
絶え間ない振動に翻弄されて
収まりが利かないくらい
快感が押し寄せてきてるのに
こんな状態で歩くなんて
ふとした拍子に
イっちゃうかもしれないのに
人前でそんな痴態…
ゆきくん以外にそんなとこ
見られたくなかった。