美人妻は性欲旺盛っ!
第23章 ひとりの戦い
先輩に抱かれても
嫌がらない私を
先輩に手荒に扱われて
感じてる所を
気持ちいいのって
えっちに乱れて
カラダも感覚も全部明け渡して
先輩にイかされてる所を
見られていたんだ…
「別れたくなんかなかった
でも、だめだった…
どうしても無理だった
憎くてしょうがなかった
本当に…大好きだったから
だから嫌悪した
好きな子をちゃんと…
ちゃんとまっすぐ見れなかった
大好きな子が
ああそういう子なんだ?って
彼氏以外ともヤるんだって
そう思ったら…
考えたくねぇのに
フる事ばっか考えてて…っ」
「もういいから!」
「だからフってやった!
それを悲しそうな顔しやがって
お前いったいなんなんだよ!
あぁそうだよ!!
俺はお前が嫌いだよ!
憎くて憎くて
ずっと恨んでいたんだ!
偶然の再会?
もちろん喜んださ
俺の純情を踏みにじった
くそみたいな女に
復讐するチャンスだと思った
俺と同じ苦しみを
俺と同じメを遭わしてやろうって
つーかなに?
俺と付き合ってた頃の
浮気相手と
そのまま結婚って
なんつーのこれ
世の中狂ってるじゃん
俺はもう二度と女は信じねーよ
どうせヤるのが大好きで
信じても裏切られんだから」
何も言えなかった
嗚咽で…喉が詰まる
それでも何か
誰かが何か言わなければ
この人の傷や歪みは
そのままになってしまう
「しょうくんは悪くない…
最低なのは私
だからそういう事は言わないで…」
「なんだよ最低って
もしかして謝りたいわけ?
許されたいとか?
いいよそんなの別に
痛み分けだろ?
謝る事なんかないんだって
今更なにが変わるかよ」
あぁ…
なんて私は無力なんだろう
こんなにも届かない
深い暗闇から
諦めと孤独から
助けてあげたいのに
救う言葉が見つからない