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　それから数日後

　翔吾と沙緒里
　ゆきと右京の四人で
　遊びに行く事になった



　久しぶりの休日デート
　ダブルデート
　めいっぱい楽しみにしてて
　右京は朝から浮かれまくっていた



　どんな楽しい一日になるかな



　そんな弛みきった右京に
　翔吾はついに言ってやった



「この淫乱やろう！！」
「えぇーっ!?」



　自分という彼氏がいるのに
　セックスしてた浮気女

　ずっと言ってやりたかった



　沙緒里がぶはっと笑った

　なんで？なんで？
　右京はテンパっている



　それを見て翔吾は笑った
　誰にも気づかれる事なく
　過去を水に流した

　右京は翔吾を責めなかった
　翔吾も右京を責めない
　それでよかった
　今は右京が少しも憎くない
　幸せな笑顔に癒される



「てめぇ…なんのつもりだよ
殺されてぇのか、あぁ？」
「あ、なんだよ？」



　男二人はよく突っかかった

　しかし翔吾は知っていた
　こいつこそ、一番に翔吾を責めて然るべき人間なのに、右京同様一度も翔吾を糾弾しなかった

　それどころか
　こうして絡んでくる



　翔吾はすげぇなと尊敬した

　沙緒里が、右京が
　まっすぐ慕うわけだ
　愛されるわけだ



　ゆきは右京に
　口の悪さを叱られている

　奥さんに頭が上がってない
　自分と同じだった






　翔吾は笑っていた
　眩しく輝く太陽
　今はもう楽しくて仕方なかった






エピローグ～完