無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

　大丈夫
　大丈夫だから

　ゆきくんは優しい声で
　指を絡めて手を握る。

　ホントはまだ落ち着いてないけど
　そんな優しくされたら
　心が安らいで
　私…もう安心しちゃってる…



「うん…もう大丈夫」










　ちょっぴりムード出して
　イチャイチャしてから
　サロンの予約を済ませた。

　これから水着着用で
　スパに行って
　そのあとエステやマッサージ
　という流れだった。



　水着とはいえ
　娯楽度の高い温泉施設に
　男女共用で入れるのは
　正直嬉しい。
　ちょっと恥ずかしいけど
　恋人がいるなら
　楽しいなって思う。

　夫婦だって立派な恋人。
　結婚してもまだまだ恋愛中！



「おっきいお風呂だ～
気持ちいーねっ！」



　ゆきくんと仲良く
　種類豊富なお風呂を
　順に一通り回る。
　身体がぽかぽかしてる。



「真横に青い空が見えて
眺めも最高だな」

「は～極楽極楽～
癒されるねぇ～～～
明るいうちから
ゆきくんとのんびり
こんな贅沢ってないよ」



　隣り合って
　足を伸ばしてたけど
　ゆきくん的には
　スキンシップが足りないのか
　まあ予想はしてたけど
　この人溜まってるしね？
　元々盛りについた獣だし？
　熱っぽい目でキスしてきた。



　んんんっ………



　ちょっと拒むけど

　すごくしつこく舌入れてくる…