美人妻は性欲旺盛っ!
第5章 浅葉夫婦のHな週末 3
しかし
格式が高すぎるのも
緊張の原因だった。
「ね、ねぇゆきくん
こんな高い料理
めったに食べられないからって
お腹空かしてくるの
やめたほうがよかったかな…?
や、やっぱりいやしいよね…」
なんて庶民的な考えだろう
フランス料理は順番に
料理が運ばれてくる
何度もウェイターが
行き来するわけなのに
がつがつ食べてたら
引かれやしないだろうか
「それ以前に私
テーブルマナーも知らないのに…」
「あーあーあー
んなの気にしなくていいよ
どんだけ食べようが
マナーを知らなかろうが
右京が幸せそうに顔を綻ばせて
おいしいおいしいって食べてたなら
コックも最高に本望だよ
だから普通にしてろ」
「そ、そっかな…
じゃあ最初のサラダのやつ
おいしかったから
もうちょっと食べたいんだけど…」
ベルを鳴らし
給仕を呼びつける。
「前菜をもう一つお願いします
彼女がどうしてもというので」
えぇぇー!?
後半いらないし!
ハーフっぽいウェイターと
ぱちっと目が合ってしまい
私は咄嗟に
にこっと微笑む
向こうも愛想のいい
柔らかい微笑を返してきた
「お気に召しましたか?」
「いえ、あの…はい
おいしかったので…」
「ありがとうございます」
は、恥ずかしい~…///
た、食べすぎですみません…