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美人妻は性欲旺盛っ!

第5章 浅葉夫婦のHな週末 3




 ゆきくんが行きたがったので
 同じ階にある
 バーラウンジを訪れた。



 適度に落ちた照明
 耳を打つゆるやかな音楽
 インテリアも質実で品があり
 落ち着いた雰囲気だった。



 カウンターに座り
 お酒を頼む。

 私は弱いのを
 ちびっとずつ舐める。

 ゆきくんは普通に飲めるので
 カクテルをぱかんぱかん
 飲んでいく。

 私にはちびっとずつでも
 辛さが舌に残る。



「今日ねぇー
エステの時の女の子とね
仲良くなったんだー
なんかね恋愛相談されてね
そんでそのまま友達になったの」

「どんな子?」

「真面目で頑張り屋さんかなぁ
ひたむきで勢いのある人だよ」

「その子かわいい?」

「えーなにそれ
なんでそんなコト聞くの?」



 横からゆきくんを覗き込んで
 頬を引っ張ってつねる



「なに?たらし込むの?
私みたいに調教するの?
二人いたら
もっと天国とか考えてるの?」

「痛いよ右京」

「私じゃ不満なの?
冷めたの?
サイテーだよこの人
私なんかいらなくなったの?
どうなの?」

「落ち着こうね」



 キス………
 ゆきくんの舌から
 カクテルの味が入ってくる…



「絡みすぎ
そんなわけないから
やきもちもほどほどにね」

「うん…」



 ふわふわと心地よく
 私はカウンター台に置かれた
 ゆきくんの手に手を重ねる

 ゆきくんはそれを
 じっと見守る。

 私は自分の指を指の間に絡めて
 握ったり撫でたりする。
 指の爪の隙間を
 優しくくすぐっていく。



「右京、触り方えろい」



 骨ばった手の関節をなぞり
 柔らかい部分を揉む。
 ゆきくんの長い指とその間を
 細い指が何度もこする



 …あ
 握り返してくれた♪



 嬉しい…



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