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翔ちゃんとニノちゃんのヒミツ

第8章 ニノと相葉ちゃんの関係

ポロポロとニノの瞳から落ちる涙。

俺は正直、何に泣いているのかわからなかった。

ニ「ごめんなさい…。翔さん…。」

翔「えっ…。」

ニ「私…最低ですよね…。仲間にいっつもあんな態度とって…。」

翔「…。」

ニ「でも…。ライバルだから…。ムキになっちゃうんです…。」

…?

翔「ライバル…?何の?」

ニ「翔さん…とぼけるんですか…?翔さんこそ酷い…。」

翔「えっ…。あの…。いや…。まぢでわからないんだけど…。」

俺が口にした瞬間、ニノの顔つきが変わった。

ニ「ほんとに…?わからないんですか…?」

翔「うん…。だから教えて…?」

ニノは少し悩むと、重い口を開いた。

ニ「相葉さんは翔さんのことがずっと好きだったんです…。」 

翔「…はぁ?」

どういうこと?

ニ「覚えてませんか…?4年前の夏。コンサートが終わってすぐ、相葉さんが翔さんに告白したの。」

翔「そんなこと覚えて___

相『俺翔ちゃんのかっこいいところとか優しいところとか…大好き!』

翔『えっ…?いきなりどうしたの?』

相『俺の気持ち。気持ち悪いとか思わないでね…!じゃ、じゃあねっ★』

翔『なんなんだよ…(笑)』

ニ『…。』

翔「…。」

ニ「思い出しました?」

翔「あ…ああ。」

ニ「相葉さんにとって、あれは本気の告白だったんですよ。」

翔「そうだったんだ…。」

俺はふざけて言ってるんだと思ってた。
だから、記憶に残って無かったんだ。

ニ「その後相葉さん私に言ったんです。「俺が振られたら次はニノの番だから。」って。」

翔「そんなことがあったんだ…。」

ニ「だいたい…翔さん鈍感すぎますよ。(笑)」

翔「えっ?俺鈍感…?(笑)」

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