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翔ちゃんとニノちゃんのヒミツ

第8章 ニノと相葉ちゃんの関係

翔「…ごめん…。言えない…。」

ニ「…!?なんでですかっ!?」

バッ

ニノは俺の胸から勢いよく離れた。

翔「…ごめん。」

ニ「なんで謝るのっ!?そんな大切なこと隠してるんだ!?」

翔「そーじゃなくて…ニ「何がそうじゃないの!?意味わかんない。私なんかどーでもいいんですか!?」

息を切らし泣きながら怒るニノ。
いつもと違う。
俺はそんな衝動にかけられた。

翔「そんなことある訳ないじゃん!俺はニノのこと大好きだから…。」

ニ「…。「大好きだから」…?なんですか…?」

翔「…。…大好きだから…言いたいけど…。」

ニ「…。」

翔「俺が隠してることはね…。ニノが傷つくような事じゃないし、悲しむような事じゃない。それに…。きっといつかわかるから…。」

ニノは多分、昔やられた様なことを俺がしてるんだと思ってる。

翔「不安なのはわかるけど…。もっと俺のこと信用してほしい…。」

ニ「信用してますよ!?私も翔さんが大好きですから。けど…なんであの時言ってくれなかったの?「俺実はニノに言ってないことがある」そう言ってくれたら良かったのに!」

翔「はぁ!?そんなの自己中すぎるよ!ニノだって何か隠してたらあの場で言えた!?…言えるわけないじゃん!」

俺は完璧、自己主張だった。
思ってない事ばかり口から出てくる。

ニ「それは…そうですけどっ…。」

翔「…。俺も…隠してることは悪いと思ってるけど…ニ「もういいですっ!」

バサッ

翔「ちょっ…ちょっと待って…!」

ニ「放してよっ…!」

バッ

翔「あっ…。」

バタン

翔「…。ニノ…。」

俺はニノを追えなかった。

翔「俺が悪いのかな…。やっぱり。」

ニノを傷つけてしまった。
それも一番気にしてることが理由で。
大好きなのに…俺、最低だな。

翔「…。にっ…ニノ…。」グスッ

ベッドの隣にあったニノとの2ショット写真を見て涙が溢れた。

翔「もう戻れないのかな…。前みたいには…。」

それから俺は何時間も写真の中のニノを見ていた。

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