
喘ぎ声レッスン*SS追加中*
第5章 体も心も奪われて
下に隠していた玩具を素早く出して、そのままあたしの中に突っ込んだ。スイッチはまだ入っていない。
「、」
「俺の名前で呼んで。そうしてくれたら、お仕置き止めてもいいよ?」
つまり、スイッチを入れてくれないって事だ。そんなの嫌すぎる。あたしは直ぐにでも入れて、スイッチを押して欲しい。
じゃないと、モゾモゾしてきて我慢出来なくなっちゃうから。
「嫌、」
「言わないと、スイッチ入れないよ?」
悪魔みたいな顔で笑った。お仕置きっていうのはスイッチを入れる事では無くて、あたしをこうやって焦らす事だったのか。一人で納得するあたし。
「優、」
「よろしい。」
グィイイイイイ……、
あたしを興奮させる音が、静かな車内で鳴り響く。
