
喘ぎ声レッスン*SS追加中*
第10章 一つの終着点
あたしが頭を撫でると不機嫌なご様子の優。
「せんせー?」
わざと先生って呼んでみる。不機嫌な上にもっと不機嫌になる事を言ったからか、頬を膨らませた。
「ゆぅ…でしょ、」
拗ねてるみたい。駄々ッ子みたいな喋り方に思わず吹いてしまう。キャラ変わってるよね。先生は意地悪そうな笑い方しかしなかったのに。
昨日は凄くドキドキしちゃうようなセリフをはいて、今日は駄々っ子バージョンか。
…あたしの心臓持つかな?ドキドキしすぎて死ぬかもしれない。
「ゆーう、」
「梓、」
バカップルみたい。名前を呼び合って、二人で笑って。ホント何やってんだか。
だけどこの時間がなにより楽しいんだけどね。
