喘ぎ声レッスン*SS追加中*
第16章 まさかの宣戦布告
「とりあえず、家入ろう?
あの、周りから注目されちゃってる…」
近所の叔母さんや子供からの視線に耐えられず、あたしは一端休戦を求めた。
家の中に入っても、なんというか雰囲気が重い。
「ねぇ…、とりあえず落ち着いてよ」
なんでそもそも、もめてるんだ?
よく分からない。
「こいつが結婚だとか言うてるけど、ホンマなん?」
あたしに確認を求める仁。
「う、うん」
あたしが頷くと、仁は大きく溜息を付いた。
「はー…そうなんか」
溜息をつく仁と、不敵な笑みの優。
…なんだ、これ。