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喘ぎ声レッスン*SS追加中*

第17章 知らないところで



「ん、どうしたの?」

「俺さー。今日中にあの家から出る事に決めたわ」

「へぇ?」

嬉しそうにする訳でもなく
悲しそうにする訳でもなく

無表情。
俺も感情が読みにくい。


「だから、さ」

「ん?」

「あいつ泣かしたら、お前殴るで?そんでもってあいつを奪うからな?

…今はそのために引いたる」

「大丈夫。絶対に手放さない。
泣かせたら…か。

別の意味で鳴かしちゃうかもしれないけど、悲しませないよ?」

最後の最後まで言うてくれるな、ほんまに。

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